名古屋港木材産業協同組合
理事長 服部伸一
名古屋木材港は平成30年に開港50周年の節目の年を迎えることが出来ました。
これも会員企業の皆様の積極的な参画と長年にわたる名古屋港管理組合、飛島村をはじめとする周辺自治体のご指導ご協力のおかげと深く感謝申し上げます。今後も関係機関との連携を大切にしつつ、組合員企業にとっての生産、流通、営業の拠点としての利便性向上に努めてまいる所存でございます。
さて、少子高齢化により新設住宅着工数の大幅な減少が予想されています。私たち木材業界は自然素材である木材の他の素材に対する優位性を世間に伝え、公共建築物等の戸建住宅に依存しないマーケットの拡大を訴えていかなければなりません。
元号も変わり新しい時代の幕開けを感じますが、大量生産、大量消費、大量廃棄の時代から、資源循環型社会へパラダイムシフトが起こりつつある今、木材は社会がそして個人がより豊かになるために有益で不可欠な商品です。木材利用の気運は高まってきており、このチャンスは活かしていかなければなりません。
日本を代表する木材産業の集積地である名古屋西部木材港がますます発展すべく、当協同組合の存在意義をご理解いただきますようお願いしましてご挨拶とさせていただきます。